2011 MOTO1 ALL STARS 第4戦 EBISUサーキット
Dragon Japan rider Yasushi Matumoto got 2th!!
結果：2位（タイムアタック 2位 ヒート予選 2位）
天候：雨
路面：ウェット
気温：19度
出場クラス：moto-1PRO
reported by Yasushi Matumoto
公式練習日から一日中雨の中、コンディション合わせとセッティングに専念するも、
セッティングの方向性を見つける事が出来ず苦戦しました。
各セッションごとにセッティングを進め、チーム監督やメカニック、KYBさんのアドバイスのもと、
決勝前にようやく攻め込める所まで仕上げる事ができ、決勝にはベストラップこそ出しましたが、
全走者の水しぶきでゴーグルがやられ、視界の悪化からブレーキングポイントをミスしコースアウト。
そこで勝負がつき、そのまま2位でチェッカーとなりました。
レースを戦うには、マシンセッティングが大変重要になります。
それはレベルがあがればより顕著にその差が現われ、また雨のレースとなればことさらとなります。
マシンセッティングが決まらずに攻めこむと、当然転倒にも繋がり易くなり、
それでマシンを壊してしまえばレースを戦う上で不利となるのが常識です。
しかし、それと同時に大切になってくるのが精神力です。
精神力が上回る事で、セッティング不足を補う走りができた事が、これまでにも何度もありました。
ライダーとしてマシンコントロールの技術、知識が増え、「まだマシンを良くできる」という観念にとらわれ、「このセットで戦う」というある種の開き直り、覚悟が、今回のレースでは足りなかったのではないかと、振り返っております。
マシンのセットアップで勝敗を左右されるのが、モータースポーツの醍醐味でもあり、
私自身そのモータースポーツの魅力に魅せられている一人でありますが、
その前にいちアスリートとして心身ともに鍛え上げ、今後のレースに臨みたいと思っております。
どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。
また、今回のEBISUサーキットといえば福島県二本松市に位置しています。
現在の福島と言えば、放射能問題で実際の被害以外にも、風評被害等深刻な問題を抱えており、
そういう状況下の中、自分自身レースを行う事で、少しでも被害に合われている方を励ます事が出来ればという気持ちで会場入り致しました。
サーキット側としても参加者に気を使って下さり、放射能計測器を用意、測定し、その値は健康に全く支障の無いレベルであったとの説明を、ライダーズミーティングの際にうけました。
さらに、土曜の晩の食事に出た際に、現地の料理屋はほぼ満席状態と、大変元気に営業されていたことが印象的でした。
今回の震災で私に出来る事は限られておりますが、今後も伊那サーキットさんと協力し、
走行会での募金活動などを継続していけたらと考えております。
次戦のMOTO1ALLSTARS第5戦は、
広島県TSタカタサーキットとなります。
応援よろしくお願いいたします。
ありがとうございました。
スーパーモタードライダー松本康
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